2013年3月10日日曜日

2012年の話

少し前にトレードサイクルについて書いて、今度はそれぞれの項目についてもっと細かく設定していこうとしているところなんだけど、その前にまとめておきたいことが色々あるので先にそれを書いていこうと思う。

まずはトレードを始めてから今までの話。2012年のレビューという形で。

僕がFXのトレードに出会った(存在自体は前から知っていたが)のは去年の一月の終わり。
TOIECの試験を受けた帰りに、本屋に寄って英語の本を見に行ったのだけれど、その途中久々に雑誌の『ZAI』を手に取ってみたのが始まり。
昔、ライブドアショック前くらいに株をかじったことがあったので投資に関してはそんな抵抗なかったし、FXについても外貨の取引ということは雑誌やニコ生なんかで知ってはいた。

でも、外貨って元々苦手意識があってドルが上がったら円高?円安?のレベルだった。
L?S?ってなんだよとかスプレッドとかスワップとかちんぷんかんぷん。
今思えばそんなことって感じだけど、最初はそんなもんだよね。

で、『ZAI』を立ち読みして、昔と比べてFXに割かれているページが多くて興味を持つようになって、
その日帰って証券口座のHPでFXとはなんぞやってのを調べて、その日にデモ口座を開設。


2月
とりあえず1ヶ月はデモをやってみようとデモで始めて見る。
デモは意味がないという人もいるけど、最低限操作方法を知るためにもデモは必須だと思う。
期間は人それぞれだけど。
初めての人がデモをやらないってのは車の運転もしたことない人がいきなり路上にでるようなもの。

自分の場合はデモは3週間くらいやってた。
この時はあまり知識もなく、トレンドライン引いてブレイクで入るようなことをしていた。
後でそういうのがライントレードって知るんだけど、やり方としてはまずまずだったと思う。
ただこの頃手法うんぬんより証拠金とかレバレッジとか頭の中???で、今でいう資金管理のことばかり考えていた。
エクセルに資金管理表作ったり。
知識はほとんどネットから。2chとかニコ生とか。

その後、ユーストリームの配信でZAI主催のロブ・ブッカーの配信見て、自分の考えてることがそんなに的はずれではないことに気づく。
どこ行っても手法手法言っている中で、資金管理やバックテストを重視している点は衝撃だった。

数年ぶりにスロットに行って懐かしの北斗・番長が5号機で出てたので打ってみたら5000枚と3000枚くらい出て余裕資金が出来たので証券口座開設して資金投入。
FXよりもまずちょうど流行っていたBOをやってみる。
結果、ビギナーズラックなんてなかった。

3月
BOと並行してFXも開始。結果、ビギナーズラックなんてなかった再び。
この頃はよくニコ生FX配信を良く見てた。
色々な理論や手法、バルサラの破産確率やケリーの公式など知識も増えた時期。

4月
手法検証や資金管理をひたすらエクセルに打ち込む日々。
BOはプラスで終える。FXは休止。

5月
BOが再びマイナス。FXは休止中。
手法変えたり迷走する。
ドローダウンなのかカーブフィッティングなのか格闘していた時期。

6月
ひたすら手法と資金管理の検証。
遊びに来た友達にエクセルのシートみせたら数字の羅列がキモい言われたw
BOが再びプラスで終える。

7月
BO再びマイナス。なかなか収支が安定しない日々。

8月
FXを再開。がしかし負ける。BOもマイナス。
勝って資金管理がずさんになったり。
さらにエントリーポイントを増やそうとしてルール以外のとこでもポジったりとかが原因。

9月
BOはマイナス。FXは海外口座に変更、プラスで終える。

10月
BOはマイナス。FXもマイナス。いいとこなし。

11月
BOはプラス。FXは休止。

12月
BO休止。FXはプラス。


全体レビュー
途中一ヶ月のうち一週間くらいしか取引しない月なんかもあったりしたけど、結果振り返ってみるとなんだかんだで毎月取引してたのか。
ひたすら負けた一年だった。ほとんどBOで負けているんだけど。
結構早い段階で初心者が陥る聖杯探しをやめ、検証による手法作りをやり始めた。
割と手法が固まってもドローダウンに資金やメンタルが絶えれなかったりしてプラスマイナスを繰り返した。

負け続ける中で良かったことは、
負けから多くのことを学べたこと。
漠然とトレードして反省せずに続けていたらいつまでも成長しないけど、トレードして負けてもそこから色々な気付きがあってそれを次に活かすというサイクルは出来つつあった。
ただ、それを明確に記録したりしていなかったので同じことを繰り返したり無駄な時間は多かったように思う。
今はこのブログを書くことで考えを記録する習慣が出来つつあるので、今後も続けていきたい。

多額の資金投入しなかったこと。
ビギナーズラックなんてなく負け続けたわけだけど、最初に10万ほどやられてからその後は資金投入を控えた。
入れても月2万位。
なので金額的には負けを抑えることが出来た。1年間での損失はFX-5万、BO-20万位。
最初に100万とか入れていたら全部無くなっていたことを考えるとまだマシな方だと思う。
今も安定的に勝てるようになったわけではないので、収支が安定するまでは低資金で進めていきたいと思う。

自分と向き合えたこと。
エントリーポイントを待っている時や利確をする時、損失を抱えた時に自分がどういう精神状態になるのか、相場に対面している時の自分の性格や行動がわかったこと。
今後も自身の成長や資金の増減によって自分の精神状態は変わっていくだろうし、どれくらい自分と向き合うことがトレードを上達させるキモだと思っているので、客観的に自分を見つめることを忘れないようにしたい。

知識が圧倒的に増えたこと。
最初、円高円安もパッと理解できない頃から比べたら圧倒的に知識が増えた。
トレードに関する本は全く読まなかった。現時点で購入したのは羊飼いさんの経済指標の本だけ。
知識のほとんどはネットで調達。
最初の頃はニコ生や2chを見て、知らない言葉があるとネットで検索して、そこでまたわからないことがあるとまた検索の繰り返し。これだけで相当の知識が増えていった。
あと、負けている人を観察していると、負けている人共通の行動が見えてくる。
年の後半くらい、トレード始めてだいぶ遅くはなったけどMT4を導入してからは、色々なインジを入れたり、検索してる中でどんどん付随する知識が増えていった感じ。
今後も知識を増やしていくことは続けていくが、トレードルールはあくまで自分と向き合って作っていく。

こうして振り返ると、負けから多くのことが学べた(手法)、多額の資金投入をしなかった(資金管理)、自分と向き合えた(メンタル)、そしてそれを裏付ける知識、それぞれについて多くの気付きがあった。
1年目にしてはまずまずなのでは。もちろん勝ててればもっといいのだが。
もう3月になったけど、今年はこれらを関連付けて成長を加速させていきたい。



3月1週目レビュー

今週少しだけトレードしました。
月火負けて週の後半持ち直す展開、収支はちょいプラスくらい。


来週から低資金でですが本格的にトレード再開しようと思うので、
色々とまとめなければ・・・。


金曜の夜は『夜トレ』を聞いていたのですが、若林さんの話が興味深かったのでメモ書き。

日柄は重要。162

アメリカ株について

アメリカ株が上がっているのは材料ではなくて、日柄が残ってるから上がり続けているという解釈。

どこまで上がるのではなく、いつまで上がるか。

4年サイクル。今年は大きな調整が入る。アメリカ株の話。

上げのエネルギーはガス欠状態。日本株はエネルギーを使い切っていない。

株と為替は関係ない。円高で株高になったことなんかいくらでもある。

ユーロについて

ユーロは下がる。急落寸前。落ち着くか落ち着かないかは別。

相場は材料なんかで動かない。メディアがこじつけるだけ。

4月の頭まで戻る。1.3637。その後、3000pips位の下落。1.1ぐらいまで。

哲学

相場は一定のルールで動いている。ルールから外れはしない。

星の動きと同じ。一定の規則で動いている。

買ったから上がる売ったから下がるなんて嘘。そんな相場の上手い人ばかりじゃない。

上がったから買う。下がったから売る。人間が相場を動かしているとは思わない。

黄金分割。時間と縦軸の均整がとれている。

日足は土日重要。相場は動かないけど、時間は進んでいる。


簡単なメモなので、気になった人は夜トレのHPからアーカイブ見るといいと思います。

つい最近、『天井と急落』という記事に相場が材料で動いているわけじゃなくて、大人達の都合で動いているといったことを書きましたが、この若林さんの「相場が先に動いている」という考え方はその先をいっているなーと感じました。
僕はヘッジファンドとか大玉を扱っている人達がどういう取引をしているのか知らないのでそういう人が初動を作ったり、騙しを作ったりしていると勝手に想像してました。
実際そうなのかもしれないけれど、自分が知り得ないことを想像して相場に向き合っても仕方ないですよね。
元々上がったから買う、下がったから売るというスタンスなので取引が変わることはないですが、相場のとらえ方としてはとてもシックリきました。

テクニカルのとらえ方も似たような事で、移動平均が上がってるから上がるんじゃなくて、上がってるから移動平均が上がっているだけで、ボリバンが下にバンドウォークしてるから下がるんじゃなくて、下がってるからバンドウォークするわけで。
まあ計算式見れば当然のことなんだけど、何何のテクニカルは効かないとか言うのはそもそもテクニカルのとらえ方が違うんじゃないのって。

これはまた別の機会に。ではでは。





2013年3月4日月曜日

天井と急落

少し前にこんな記事が出ていた。

アベノミクス効果でマネー誌“特需” 投資熱高まり最新号売り切れ

「アベノミクス」への期待を背景に円安・株高が続く中、投資家向けのマネー情報誌が“特需”に沸いている。会社の業績予想などを掲載する季刊誌の「会社四季報」も、新春号の実売部数が前号比で5割増と絶好調だ。
[産経新聞]


ビッグマネーを扱う大人たちは素人狩りが好きなわけで、よく一般のニュースに投資話があがり、新規参入者が増えるころが天井だと言われるが、今回もまさしくそうだったようだ。
仮の天井でまた上がるのかもしれないけれども、先週の急落でだいぶ痛い目に合った人も多いのではないのかなと思う。

大人達がどういうことをやっているか考えてみると、ドル円を例にあげると、下で買っている人はどこかで利確しないといけないわけで、じゃあどこで売るかというと市場が過熱して、みんなが買っている状態が売りやすいわけなんだよね。
とりあえずの目標が95円くらいでそこに行っちゃったらみんな積極的に買う感じではなくなるから、買う人がいなければ売れないわけで。
そんな時にイタリア選挙で絶好の売り場が来たと。
で、いつ売るの?今でしょ的なノリで売ったんじゃないかなーと妄想しております。
結果ストップを大量に巻き込み、大人達に便乗する売りも入り大暴落と。

最近よく要人発言なんかで動くけど、ほとんど大人達が儲けるための材料にされてるだけだなーと思う。別に実質的な通貨の価値が動いているわけではなく、材料を元に価格を動かしているだけ。
ファンダメンタルを知ることは、重要ではあるけどそれは動くタイミングになりやすいからであって、内容がどうか予測することよりもどう動いたらどう乗っかるか考えるくらいがいい気がする。

アナリストの予測がはずれるのもこのあたりにあると思う。
予測の逆に行った方が大人達は儲かるのだから。


それにしても、あの急落の時、自分はトレードを休止していたので見ているだけでした。
儲けれなくて残念って気持ちは少しあるけど、逆にポジションとっていなくて良かったと思うことにしましょう。

2chでもツイッターでも悲鳴が聞こえたけど、ネタだよね。
ストップ入れていたら少しのかすり傷程度だと思うんだよ。
約定されない程の急落でもなかったと思うし。
つい最近ストップ入れ忘れという大罪を犯した自分が言うのもなんだけど。

やはり、ストップであらかじめ損失を限定させておくことはマストだといい教訓になった相場でした。


2月レビュー

2月は途中からトレードを休みにしたためトレードのレビューといった感じではないのでけれど、習慣として一応2月のまとめをしておこうと思う。

2月1週目。
トレードの記録をつけ始めたが、最初だったのでかなり漠然としていた。ルーティーンワークにするためにもフォーマット作りをしていた感じ。

2月2週目。
トレードの記録の付け方が決まってくる。評価軸も作り、一連の流れでやってみた。
1週目終了後の土日にフォレックスファクトリーにてTHVシステムを知り、取り入れてみた。
なんでTHVシステムかというとフォレックスファクトリーのスレッドの書き込み数で検索したところ上位にあったのと、チャートがすごく見やすかったので興味を持った。
後からTHVシステムについてもっとよく知ろうと思ってネットで検索したら、○○式なんていう商材が出てくるわ、その商材を検証するブログが出てくるわで若干萎えたが、THVシステム自体はチャートの配色も気に入ったし、自分の手法を補完してくれそうなシステムの感じがしたのでそのまま取り入れてみた。
THVシステムに関しては手探り状態だったのもあってパフォーマンスはそこそこだったが手ごたえはあった感じ。

2月3週目。
それまで1000通貨単位で特に目標を立てず練習がてらトレードしていたが、3週目から2万から10万を目指す目標を立て、スタート。
急落、急騰で破綻。
そもそもルールがまだ漠然としていたし、もう一度きちんとトレードのサイクルからまとめておく必要があると感じ、次週トレードを休みにする。

2月4週目。
トレードはお休み。遊び半分でBOをちょっとだけ・・・。
トレードのサイクルからもう一度考え、手法をもう一度見直したりしていた。


2月のトレード結果に関しては前提としているルールがあいまいなため、検証しても仕方がないので省略。
今大事なのはベースとなるルール、トレードのサイクルを作り上げること。

来週から3月(雇用統計がある週を1週目とする)なので、トレードを再開したいと思う。
おそらく1万円からじわじわと始めると思う。

トレードを向上させるためのサイクルを考える

マイルールを考える前にまずはトレードを向上させるためのサイクルを考えてみる。
細かい設定は別にやるとして、今回はおおまかな流れについてまとめていきたい。

①目標を立て、クリアするための戦略を考える
・大きな目標からクリアできるレベルまで絞り込んでいく。
→いきなり大きな目標だけ掲げても途中でめげる。
 現実的な目標まで絞り込み、小さい目標をクリアすることで成功体験を積んでいく。

・目標クリアに必要なトレードルールを作る。
→エントリー、イグジット、資金管理、メンタル等のマイルールを作る。
 ルールを守るのではなく、自分の性格に合わせて守れるルールを作る。

重要なのはメンタルに合わせたルール作り。
守れないルールは意味がない。

②トレードを行い、記録する
・ルールにのっとりトレードを行う。
→ガチガチのルールでもいいし、ゆるいルールでもいいけどルール通りにトレードをやる。
 ルール通りにやってダメならルールを修正すればいい。

・トレードを記録する。
→後で分析を行うため、トレードの記録をつける。売買記録やチャート保存。

勝っても負けてもいいがルール通りかどうかはこだわる。

③トレードを評価、分析する
・トレードを評価する。
→そもそもトレードがルール通りに行われなかったのでは、結果を分析しても仕方がない。
 結果を分析する前にルール通りにトレードできているかチェックする。

・トレード結果を分析する。
→トレードの結果を受けて、勝率やリスクリワード、PFなど算出。

評価は客観的に、分析は数字をもとに。

④トレードを見直し、改善する
・トレードを見直す。
→③で出したトレード回数や勝率、リスクリワードをもとにトレードのどこが悪いか見直す。

・トレードルールを改善する。
→トレードの悪い部分が見えてきたら、ルールを変更し改善する。

ベースとなるルールを徐々に変えていく。手法をまるごと変えたりしない。

⑤新しい知識を習得する
→新しい知識や視点を持つことはいいが、すぐにルールに取り入れるのではなく知識として持っておく。

新しい知識に惑わされないように。

ざっと5項目に分けてみた。
基本的には①~④+αで⑤があるイメージだけど、どういうスパンで進めていくか。

①の目標設定やルールは目標がクリアされ次の目標に移るか目標の修正が必要になるまで、ルールに関しては修正が必要になるまで固定。
②はトレードごとに記録するのでトレードを行った日単位で行う。
③は週単位、月単位くらいでまとめ、算出していく。
④は③を受けて、細かい修正から大幅な変更まで必要に応じて。
⑤は普段から新しい知識を蓄えていくが、ルールやトレードに取り入れるのはケースバイケース。
ちょっとしたことならすぐに取り入れてもいいが、トレード自体が大幅に変わるような場合は④のタイミングで。

このブログではトレード記録や週次レビュー、月次レビューといった形で進めていきたいと思う。
全体像はこんな感じで次はそれぞれの項目に関して、もっと掘り下げていきたい。ふぅ。